質屋の起源について
2017-03-15
お彼岸を前に 正に “三寒四温” の今日この頃ですが、皆さん如何お過ごしですか?
今日は、質屋の起源について触れてみたいと思います。諸説ありますが、中国で寺院が庶民の救済活動として、西暦400年代に始まったというのがその起源とされています。日本では、鎌倉時代に始まり、現在まで約800年も続いています。始まった当初(鎌倉~室町期)は土で塗った倉を使っていたため『土倉』(どそう、つちくら)という表現をしていました。1960年代までは庶民金融の主力でしたが、その後、消費者金融やサラリーマン金融が活発化したため下火となりました。 呼び名は「質屋」が一般的ですが、「質舗」(しちほ)とも呼ばれていたそうです。金銭借入の担保として何らかの品物を質(質草)に取って、金銭を貸し付け、期限までに弁済を受けない時は、“質” を売却して弁済に充てる事業のことを言います。以前は、“一六銀行”(イチロクギンコウ)とも呼ばれていた時代もありました。これは、一と六を足すと七(しち=質)になるからです。
以上、今日は、『質屋の起源について』書いてみました。
では、また。
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