昔の質屋と今の質屋の違いとは?

2017-07-17

前にも触れましたが、『質屋』は鎌倉時代には存在していて、現在までおよそ800年近い歴史があります。平成の時代になって「リサイクルショップ」や「ブランド買取店」の影響で衰退したとはいえ、現在でも “一種の救世主的な役割” を果たしているようです。表題にもあるように、昔の質屋と比べて一番の違いは、『質草』(融資を受けるための担保)の内容にあるようです。鎌倉、室町の頃は特に『衣類』が高値で取引されていました。大切な着物を預けて、お金に換え、生活資金に充てていたんですね。江戸時代に入ると、衣類はもちろんのこと、『かんざし』などの小物をはじめ『鍋』、『釜』、『大工道具』、『骨董品』なども扱われました。昭和の時代に入っても『着物』、『鍋』、『釜』などが主流でした。昭和39年東京オリンピックが開催され、テレビなどの家電が普及したことで、『ラジオなどの電化製品』も質草として扱われるようになりました。平成に入り、バブル期に金のネックレスやブレスレット、ブランド品が大流行したことから、現在ではネックレス、指輪などの『貴金属』、『ブランドバック』、『高級腕時計』などが質草の主流となっています。このように質草も、その時代、その時代で世相の変化によって、変わっていったようです。

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